山王歯科

高低差が 2.7m ある北斜面の敷地を活かし、診察台から四季や時間とともに美しくうつろう景色を見下ろすことのできる、「内」にいながらも「外」を感じることができる歯科医院を実現しました。北面に27メートルの大開口を設け、診察台から目前に広がる庭園と将来的整備される公園を望むことができます。

内部は2.4mに設定した「診療ユニット」を基準単位として全体を構成しています。スタッフの移動のしやすい「オープン」な空間と、患者へ穏やかな感覚を感じることのできる「包まれた」空間の二面性の両立を図るため、集成材の梁を2.4m間隔で格子に組みました。

診察台を起こした時に感じる、内部と外部の連続した「一体感」。診察台を倒した時に視線の先にある木に包まれた空間から受ける個室にいるような「安心感」を感じながら診察を受けることができます。
スタッフの稼動域はなるべくオープンな動線や視線を確保し、機能的で使いやすく働きやすい空間としています。患者さんとスタッフの両者が「気持ちよく」すごすことのできる場を実現しています。

「2019年度グッドデザイン賞」と「いばらきデザインセレクション2019」を受章いたしました。

延床面積:298㎡
規模・構造:木造・平屋建て